2011年 6月 1日 - 10:05pm
きりこブランド
29日、雨にもかかわらず、たくさんの人たちが集まった南三陸福興市に参加しました。きりこを一緒につくった女性たちが結成した彩プロジェクトと、きりこワークショップを開催しました。
その際に、きりこをデザインしたTシャツをつくり販売してみました。きりこのようなイメージでデザインした「彩」の文字をあしらった背中、フロントには宮司さんがつくる伝統のきりこ、彩プロジェクトのメンバーがつくったきりこ、中国の箭紙をデザインしました。100着準備したTシャツはあっという間に売り切れました。
さっそく200着を追加発注しました。
これをきっかけに「きりこ」をデザインしたさまざまな雑貨をみんなとプロデュースして販売したいと考えています。
たとえ避難所にいても、小さなものを縫ったり切ったり刺繍したりすることはできます。自分の作品を待っていてくれる人がいる、という思いは生きるはりにつながります。また、少しでも収入があることも大きな力です。
これまでも、とてもすてきな手芸品をつくり出してきた南三陸の女性たち。これからいろいろな「きりこブランド」グッズをつくっていきたいと思っています。
そこで足りないのがミシンです。ミシンも津波で流されてしまいました。吊るし雛を津波で流された着物を洗って作っているという阿部さんも、畳のへりで素敵なバッグをつくっていた方もミシンを失いました。
もし、ミシンを寄附していただける方があればありがたいです。
ミシンは彼女たちにとって、これからを切り拓く大切な道具です。もしお心当たりの方がいらっしゃれば、ぜひご連絡くださいませ。