9/11 特別イベント 南三陸の海に思いを届けよう

9月11日(火) 14:45〜15:30
会場:南三陸町志津川五日町周辺

震災から1年6ヵ月が経つこの日、南三陸の海に向かい、愛すべき亡き人々、いまだ海にいらっしゃる方々に、思いを届ける朗読コンサートを行った。
大きなスピーカーを設置し、人々の暮らしの場がことごとく流失した町の中心部から、海に向けて音楽を奏でた。また、五日町周辺には、「きりこボード」を海に向けて展示した。
今、力を合わせて苦難の時を乗り越え生きている町の人々の姿を、朗読ときりこボードのメッセージで表し、海と空に伝えた。

出演/鈴木美紀子 佐藤正隆 渡辺祥子

※映像は最初の5分をすすめてご覧ください。


野外展示マップ

南三陸町志津川地区27箇所に設置されたきりことメッセージのインスタレーションのマップです。
南三陸で懸命にがんばっておられるひとりひとりの姿をメッセージに込めました。
歌津伊里前商店街にも9点のボードが展示されています。
(2012年11月更新)
 

 

南三陸商工会跡地に設置。
胸の中に生きている記憶を分かち合い、これからもこの町で生きていく喜びを確かめ合おう。
それが南三陸福幸きりこ祭のテーマです。


志津川地区の五日町商店街付近。
ぎっしりと家が並んでいた町も、以前を知らない人たちにとってはただの痛々しい風景。ここにかつてあった生活、歴史をこそ、多くの方に知っていただきたいと思います。


福興市実行委員会の実行委員長として、被災以来、笑顔を絶やさずにがんばっておられる山内正文社長のヤマウチの敷地に設置。絵柄は震災後発売した地酒のラベルです。


歌津伊里前福幸商店街でも、
海風に涼やかなきりこが揺れています。


南三陸さんさん商店街には約200点のきりこが飾られています。
フードコートには、かつての町並みや店の写真とともに、それぞれのお店や家のために創られたきりこ61点が展示されています。


7軒のお店に取材して、新たにきりこを制作しました。
ナカノ電気商会さんのきりこには、いつもお店の棚で丸くなっていた白猫のハイジと、お店の横で咲いていたラベンダーがモチーフになっています。


 

きりこ」とは

宮城県塩竈市以北から三陸地方南部では、神社の神職が正月の神棚飾りのために縁起物を切り抜いた半紙「きりこ」や飾り幣束などを、暮れに氏子に配布する風習がある。
神社ごとに伝わる「きりこ」のデザインはそれぞれ異なり、いずれも美しい。漁業がさかんな南三陸町では、「きりこ」を神棚に一年を通して飾る家も多い。

主 催 ENVISI
共 催 一般社団法人 南三陸町観光協会
助 成

アサヒビールグループ芸術文化財団

公益財団法人 文化・芸術による福武地域振興財団

 

特別協賛
後 援 南三陸さんさん商店街 / 歌津伊里前福幸商店街
協 力 彩プロジェクト
すみだ川アートプロジェクト(デザイン&制作8点)
国営みちのく杜の湖畔公園(2010年きりこ制作)
ART LAB OVA(取材・きりこデザイン&制作)
女子美術大学アートプロデュース研究室(デザイン&制作20点)
愛知淑徳大学メディアプロデュース学部(設営・映像記録)
八戸ポータルミュージアム はっち(2010年きりこ制作)
プルデンシャル生命保険株式会社(2012年きりこ制作)
独立行政法人 防災科学技術研究所(機材協力)
佐藤由美(取材)
齋藤麻紀子(取材)
高橋京子(デザイン&制作4点)
南三陸町立志津川小学校
南三陸町立伊里前小学校
有限会社 盛 堂
株式会社メディアゲートジャパン
有限会社ダ・ハ プランニング・ワーク
H@!FM(はっとエフエム)
南三陸災害エフエム FMみなさん
阿部藤建設株式会社
(敬称略)